日本で開催されている代表的な書道展を紹介します!

有名な書道展は、日本全国で開催されており、それぞれ独自の歴史と伝統があります。以下に、代表的な書道展をいくつか紹介します。

読売書法展

  • 概要: 読売新聞社が主催する、日本最大級の書道展です。全国の書道家が参加し、一般の部、学生の部、特別賞などが設けられています。
  • 開催時期: 毎年夏(8月)に開催。

毎日書道展

  • 概要: 毎日新聞社が主催する、読売書法展と並ぶ大規模な書道展。さまざまな流派やスタイルの書道家が参加し、豊富な部門で作品が評価されます。
  • 開催時期: 毎年夏(7月~8月)に開催。

成田山全国競書大会

  • 概要: 成田山新勝寺が主催する全国規模の競書大会で、特に学生書道家にとっては登竜門とされています。厳粛な環境での競書大会が魅力です。
  • 開催時期: 毎年1月~3月にかけて開催。

日本書芸院展

  • 概要: 日本書芸院が主催する展覧会で、創立以来、高い評価を受けています。実力ある書道家たちが参加し、全国的に注目を集めています。
  • 開催時期: 毎年秋(9月~10月)に開催。

産経国際書展

  • 概要: 産経新聞社が主催する、国際的な書道展。日本国内外から幅広い作品が集まり、国際的な視点での評価が行われます。
  • 開催時期: 毎年春(4月~5月)に開催。

日展(日本美術展覧会)書の部

  • 概要: 日本美術展覧会(日展)は、絵画や彫刻、工芸と並んで「書の部」があります。歴史的に権威ある展覧会で、書道家にとっては名誉ある舞台です。
  • 開催時期: 毎年秋(10月~11月)に開催。

謙慎書道会展

  • 概要: 日本で最も古い歴史を持つ書道会、謙慎書道会が主催する展覧会です。著名な書道家が集い、厳選された作品が展示されます。
  • 開催時期: 毎年春(3月)に開催。

これで、主要な書道展をカバーできると思います。それぞれの展覧会には独自の特色があり、書道界での重要な発表の場となっています。

体験談

私はこれまでに、読売書法展と日本書芸院展の両方に出品した経験があります。特に印象に残っているのは、読売書法展に出品するために参加した3日間の練成会です。この練成会では、朝から晩までひたすら書き続けるという非常にハードな日程でしたが、そのおかげで作品に込める線がどんどん洗練されていくのを感じました。

練成会で取り組んだ作品のサイズは2×8尺という大きなもので、書き上げた作品は壁に吊るして遠目から確認しました。書道において、細かい技巧よりも全体のバランスが非常に重要です。特に余白の取り方や勢いなどが、作品の評価に大きく影響することを再認識しました。

また、作品制作に使用する書道紙の色についても学びがありました。高価な染めた書道紙を使うと、作品が目立ちやすくなるため、審査員の目に留まりやすくなると感じました。実際、書道紙の色が作品全体の印象を左右することもあり、こうした細かな要素も競技においては重要なポイントであることを実感しました。

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